生活コラム

「ねんきん定期便」について

「ねんきん定期便」確認されていますか?

平成29年7月31日までは老齢基礎年金・老齢厚生年金を受けるためには25年以上(300ヵ月以上)の受給資格期間(保険料納付済期間と国民年金の保険料免除期間などを合算した期間)が必要でしたが、現在は10年以上である場合(120ヶ月以上)、65歳になったときに支給されるよう制度変更されています。

国民年金、厚生年金の被保険者を対象に年1回届けられる『ねんきん定期便』をきちんと見ていますでしょうか?今回は、ねんきん定期便の味方やポイントをお知らせ致します。

ねんきん定期便とは?

日本年金機構が、厚生労働省からの委託を受け、国民年金および厚生年金保険の加入者(被保険者)の方に対し、過去の年金加入記録を確認、年金制度に対する理解を深めることを目的として送っているものです。

いつ送られてくるの?

日本年金機構より、毎年、加入者の誕生月に送付されます(1日生まれの方は、誕生月の前月に送付されます)・35歳・45歳・59歳の方には封書で下記の①~⑥が送付されます

・それ以外の方には、ハガキで①~③の更新記録と直近1年分の⑤⑥が送付されます

何が書いてあるの?

①年金加入期間

②年金額/年金見込額

・50歳未満の方:加入実績に応じた年金額

・50歳以上の方:老齢年金の年金見込額

(すでに老齢年金を受け取られている方にはお知らせしていません)

③保険料納付額

④年金加入履歴

⑤厚生年金の標準報酬月額、標準賞与額、保険料納付額の月別状況

⑥国民年金保険料納付額の月別状況

ポイント
50歳未満の人は、これまでの加入実績に応じた年金額が記載されています。今後の加入を考慮していないため、将来の受け取り見込額ではありません。50歳以上の人は、何歳から年金をいくら受け取れるか、見込み額が表示されています。ただ、注意点があり、見込み額は、「現在の条件のまま、60歳まで公的年金に加入した」との前提で計算されているので、もし今後給料が下がったり、会社を辞めたりすると、将来もらえる年金額が、見込み額より減る可能性がありますのでご注意ください。

どちらにしても、このねんきん定期便を確認することで、資産形成を考えるツールの1つにはなるということです。

これまでの加入履歴(期間・納付額等)に「もれ」や「誤り」がないか確認することも大切です。

ぜひ、皆さんも、誕生月にはご自身のねんきん定期便をご確認してみてください。

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